僕はこれまでお金とは無縁の仕事をしてきましたがFP(ファイナンシャルプランナー)3級(個人資産相談業務)に独学で合格できました。
少し調べてみるとFP3級は独学でも簡単に合格できると言われています。
しかし、今までの知識や経験にもより一概に簡単とは言ってもいまいち分かりませんよね。
そこで今回は、ほぼ何も分からなかった僕でも一発合格することができた、勉強時間、使ったテキスト、勉強方法などをお伝えします。
FP3級はお金に関する基礎的な勉強ですが、知らないことで受けられるはずの控除を受けなかったり、余計な保険料を払っているかもしれません。
自分のお金を守るためにも、FPの勉強はおすすめです。
誰でも受験できる試験で、真面目に勉強すれば必ず独学で合格できるので是非チャレンジしてみてください。
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FP3級は独学で簡単に合格できるの?
少し調べてみると
「FP3級なんて簡単でしょ」
「誰でも合格できるでしょ」
「ノー勉強でも受かるでしょ」
「落ちたら恥ずかしいでしょ」
みたいな情報がやけに多いんですよね。
これだけみんなが簡単だって言ってるなら「こんな自分でも楽勝だろ」って感じでテキストを買いに本屋さんへ行ってみたんです。
あとで紹介しますが、みんながおすすめしていて一番売れているテキストを探しに行きました。
人気のテキストだけあってわかりやすいところにあって、すぐ見つかったのですが、僕が最初に思ったことは
「テキスト厚くね?」です。
明らかに他の3級のレベルのテキストより厚かったと思います。
「まぁでも全部暗記しなくちゃいけないわけでは無いし、みんな簡単だって言ってるし何とかなるでしょ」
って感じでパラパラ立ち読みをしてみたんですけど
「全然わからん」
最初はこれ日本語なんか?って感じでしたよ。
もともと勉強する気ではいたので買って行ったんですが、基礎知識が無かった僕には簡単ではなかったです。
でもこれって完全に個人差あります。
範囲は広いですが常識的な問題もあるし、人によっては仕事で関わっている分野もあると思うので勉強する必要のないところもあると思います。
ただ、僕みたいな知識ゼロな人間でも合格することは絶対にできます。
FP3級を独学で合格するまでの勉強時間は?
僕はまったくのゼロスタートでしたがトータルで勉強した時間は40時間くらいだと思います。
ほんっとうに何も分からない状態からです。
テキストを開いても知らない単語ばかりで
「基礎年金と厚生年金って何が違うの?」とか「インフレ、デフレってなに?」そんなレベルからです。
試験の3カ月前くらいにテキストを読み始めたのですが始めた当初は真剣に勉強した記憶はありません。
真剣に取り組んだのは試験の申し込みをしてからで、毎日1時間くらいを試験日まで続けていました。
申し込みをしてしまえば、やるしかないですからね。
せっかく受験するなら合格したいですし、受験料も勿体ないと思うのでやる気が出ましたね。
当たり前ですが毎日コツコツやるのが大切です。
今日はやる気がないから明日まとめてやろうと思っていると、基本的に明日もやりません。
今日1時間出来なかったから明日2時間やろうと思ってもハードルが高くなって全然やる気出ないのでハードルを下げて、
「とりあえずテキストを開いてみる」
「とりあえず問題を1問解いてみる」
みたいな感じで取り組むのがおすすめです。
やる気ってやらないと出てこないんですよね。
こんな感じで3カ月くらい前から取り組めば、僕みたいな知識ゼロ状態からのスタートでもFP3級試験は合格できます。
ネットで調べてみると「ノー勉強で合格できた」「15時間の勉強で合格できた」「100時間勉強して合格できた」とか様々だと思います。
ただ、人と比べても仕方ありません。
これまでの経験値は違うのですから。
FP3級を独学で勉強するときのおすすめのテキスト
書店に行くとFP3級のテキストはいくつかありますが、僕が使っていたのは
みんなが欲しかったFP3級の教科書
この一冊でじゅうぶん合格できます。
大まかな流れ、単語の意味が色分けして記載されていて、板書を用いて分かりやすく書いてあります。
板書には簡単な図も書いてあり、ポイントがまとめてあるので理解しやすいと思います。
各章の終わりには基本問題があり、読んだところをすぐにアウトプットできるのもおすすめです。
この基本問題も素晴らしくて、実際の試験に出題されやすい問題が載っています。
ちなみに僕はこれまでほとんど読書はしてきませんでした。
読んだことがある本と言えば
・ドラゴンボール
・スラムダンク
・ワンピース
こんな感じですよ・・
こんな僕でも挫けずに読むことができました。
さすが売り上げNO1 のテキストだと思います。
ただ気を付けなければいけないのは最新版のテキストを選ぶことです。
僕は、3級ではないですが、2級の問題集のテキストを買うときに1つ古いものを買ってしまいました。
だからといって大幅に違うという事はないですが、せっかくなら一番新しいものを買ってください。
FP3級の試験は年3回実施されていますが、あなたが受験する月に対応したテキストを購入しましょう。
FPの試験では、年金の額が変わったり保険料が変わったりと法改正を問われる問題もたまに出題されています。
「みんなが欲しかった!FP3級の教科書」では○○年○○月試験対応と書いてあるので、あなたが受験する月に合わせて購入してください。
多くの書店で置いてあるので一度中身を確認してから購入しても良いと思います。
FP3級を独学合格した際の僕の勉強方法
勉強方法といっても大層なことはしていません。
一冊のテキストをひたすら繰り返しただけです。
僕はテキストとノートを開いて書いて覚えるってのはどーも苦手なんですよね。
なるべく面倒くさい勉強はしたくないけど知識は頭に入れたい、みたいなワガママな人間なんです。
なので、ひたすら
・読む
・話す
・読む
・話す
・テキストを読めないときには思い出す
この繰り返しです。
テキストを読んでいるとわからない単語がでてきます。
この単語を誰かに説明できるようにしていくんです。
例えば「現価係数」
「現価係数っていうのは年利1%で10年後に100万円用意したいんだけど、今、現在いくらあればいいの?っていうときに使う係数で、現在の金額がわからないから現価係数を使うんだよ」
みたいな感じでテキストに書いてあることを自分の言葉にして説明してみます。
テキストを見ないで誰かに説明できるくらいになっていれば結構定着しています。
・テキストがあるときは誰かに説明するつもりで読む
・テキストが無いときは頭の中で思い出しながら説明してみる
こんな感じで僕は勉強していました。
もちろん、
基礎控除は○○円
扶養控除は○○円
みたいな丸暗記しなければならないものもあります。
こういったものは反復ですね。
そして頭の中で思い出す。
この「頭の中で思い出す」と言う行為が大切です。
思い出そうとしたけど思い出せなかった。
そして答えを見たときに
「あ~そうだった」
この悔しさが定着しやすくなります。
僕はいつもこんな感じで勉強しているのですが、もう少し詳しく書いた記事もありますのでよかったら参考にしてみてください。
テキストの基本問題が大体理解できていれば合格は出来ると思います。
テキストが大体理解出来たらFP協会のホームページから過去問が見れるので繰り返し解いてみます。
FP3級は2択か3択で、引っ掛ける問題というのはほとんどありません。
難易度と合格率は?
試験をおこなっている機関によって合格率が少し違いますが平均して70%くらいの合格率です。
しかもFP試験って「上位何%が合格」「何人中何人が合格」といった合格基準ではないんですよね。
問題の60%以上正解すれば確実に合格できます。
つまり受験者が何人いようが自分が頑張りさえすれば合格できる試験なのです。
実際に僕が試験を受けに行ったときは、会社の指示で受けに来ているような人たちもたくさんいたように感じました。
「全然わからなかった~」
「ほとんど勘だった。15分で終わっちゃった」
みたいなことを言っている人もいたので、真面目に勉強した人だけを集めたとしたら合格率はほぼ100%になるのではないかと思っています。
逆にいうと真面目に勉強しなければ不合格になることも十分にあり得るってことですよね。
僕はスペックの低い人間なので「ちょろっとやれば合格できるだろう」とは思っていませんでした。
せっかくチャレンジするのなら一発で合格したいですよね。
いくら簡単だとはいっても油断せずに勉強することをおすすめします。
実技はどっちがいい?
いざ試験の申し込みをしようと思うと2つの団体が出てきます。
FP協会の方で申し込むのであれば実技試験を選ぶ必要はないのですが、きんざいの方は実技試験を2つの中から選ぶ必要があります。
主な違いは実技試験の内容、合格率、試験会場です。
合格率
・2018年5月・・・78.92%
・2018年1月・・・80.33%
・2018年5月・・・57.84%
・2018年1月・・・65.34%
学科の合格率はFP協会のほうが高い結果になっていますがの問題はきんざいもFP協会も同じなので受験者の学習レベルの違いだと思います。
なので悩むところではないと思います。
・2018年5月・・・90.47%
・2018年1月・・・89.07%
・2018年5月・・・71.20%
・2018年1月・・・67.13%
・2018年5月・・・35.69%
・2018年1月・・・42.98%
実技の合格率は
FP協会では80%から90%くらいで高くなっています。
きんざいの方の実技は保険顧客資産相談業務の合格率が低くなってますね。
保険が得意とかでなければ個人資産相談業務を選んでおけば問題無いでしょう。
ただ、保険顧客資産相談業務が難しいと言ったわけではないと思います。
こちらの実技を受ける人は保険屋さんに勤めていて、会社からの指示で受ける人が多いと思うので・・・・はい・・
試験会場
僕はきんざいで受けたのですが理由は試験会場です。
僕の場合きんざいでは会場まで車で10分くらいだったのですがFP協会では1時間くらいかかってしまうので実技の合格率などは無視して会場までの距離だけできんざいに決めました。
資格の価値は同じなので上記2つを考慮して決めれば良いと思います。
まとめ
2.テキストは「みんなが欲しかったFP3級の教科書」一冊でOK!
3.テキストは誰かに説明するつもりで読み、想起学習が定着する
4.きんざいとFP協会では実技に違いがあるので、あなたの受けたい(得意な)科目を選ぶ。特にこだわりが無いのなら、きんざいの(個人資産相談業務)がおすすめ
5.受験会場までの距離で選ぶ。きんざいで受けるほうが会場が近いケースが多い。
FPで学ぶ内容は実生活でも役に立つ身近なお金のことなので勉強して損はないです。
むしろ知らなかったことで損してしまうことも多々ありますし参考書を読むときも自分の生活に照らし合わせながら読むことで苦無く読むこともできると思います。
1つの目標があるとモチベーションも上がりますし目標を達成した時には自信にもなります!
簡単だと言われている試験ですが意外と知らない人も多いことも勉強するので、ふとした時、誰かの役にたてることもあるかもしれませんね。
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