いきなりですが、きのう勉強した内容を喋ってみることってできますか?
結構むずかしくないですか?
僕はこんなことがしょっちゅうあって、
きのう勉強したこともう忘れてるわー
自分記憶力ないなー
自分頭悪いなー
とか思っていました。
確かに僕は頭がいいわけではないですが、多くの人はこんな感じではないでしょうか?
よくよく調べてみるとこれは当たり前のことで、人の脳は忘れるようにできています。
これは忘れてはいけませんよ
「人は忘れる」
ですが、試験勉強に関しては「忘れるけどまぁいいか」では済まされないですよね。
そこで僕は、勉強方法を勉強してみたんです。
・どうやったら記憶に残るのか?
・どうやったら応用の利く知識になるのか?
などを調べていったら、どうやらアウトプットをすると定着するらしい。
みたいな情報を見つけたんです。
いまさら感はありますが・・・
そこで今回は僕がFP試験に独学で合格できた
「知識の定着率を高めるアウトプット勉強方法」
について書いていこうと思います。
今回お話するのは、テキストを一通り読んでから過去問をこなすとか、毎日○○分テキストを読むとか、そういった具体的な話ではないのでご了承下さい。
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FPに独学合格するならアウトプット勉強法
試験勉強ではテキストを読んで頭に入れることがインプットにあたります。
しかし人の脳はインプットしただけではすぐに忘却するようにできています。
エビングハウスという方が数値化してくれたのですが、人は何かを学習したとき、
1時間後には56%
1日後には67%
1ヶ月後には79%
忘れると言っているんですね。
これを見たときは衝撃的でしたよ。
勉強しても勉強しても虚空にすっ飛んでいくんじゃきりがないんじゃないかと・・
ですがよく調べてみると、このデータは何も関係のない単語や数字を記憶したときのデータでした。
ただただインプットしていただけではどんどん忘れていくということです。
せっかく時間を使ってインプットしているのに忘れてしまっては悔しいんですよね。
もちろん繰り返し学習しなければ覚えられないってのもあると思いますが、なるべくなら記憶に残しておきたいんです。
そこでアウトプットが大切になってきます。
インプットした知識を使って
・問題を解く
・ノートにまとめる
・人に説明する
こういったように、頭の中から外へ出すことをアウトプットといいます。
アウトプットをすることで頭の中が整理され、記憶に残りやすくなると言われています。
なにかを学習していくときには、まずはテキストを読んでインプット。
そのあとに問題集などでアウトプットしていく流れだと思います。
当然インプットができていないとアウトプットもできないわけですが、そもそもインプットがちゃんとできていない、という現象が起こるんです。
テキストを覚えてから問題を解こうとしてもテキストの内容を覚えている箇所が少なくて問題が解けないみたいな。
それは当たり前で、エビングハウスさんが言っているように、ただただインプットしただけではすぐにほとんど忘れているからです。
知識を定着させるためにアウトプットをするのにアウトプットの段階までいかなければ本末転倒です。
そこで僕はインプットしながらアウトプットすればいいんじゃない?って思ったんです。
インプットとアウトプットを同時におこなう
アウトプットするということは要約でもあるのですが、ポイントは自分の経験や思ったこと、学びを紐づけることです。
FP試験では今まで聞いたことのない単語や数字を大量に覚えなければなりません。
例えば、
所得控除の基礎控除38万円、扶養控除38万円、障害者控除27万円。
これらをただ丸暗記しようとしても印象に残りにくいです。
ここで、テキストを読みながら自分の意見を述べてみるんですよね。
それってもしかして、1ヵ月にすると3万円くらいだから1人当たりの食費(生活費)で決められているのかな?
所得の少ない配偶者や扶養者がいる場合、その生活費も賄っているから1人の生活費として基礎控除と同じ金額の38万円なのかな?
じゃあなんで扶養控除って16歳以上から適用なの?
それって、15歳までは児童手当が支給されるからですか?
みたいな感じで自分の意見や自分の頭の中にある知識と絡めることで38万円や16歳以上に意味を感じることができますよね。
これが合っているか間違っているかはとりあえず気にしなくて良いです。
自分なりに考えて予想しておくことでテキストを読み進めたときや後で調べたときに間違っていれば記憶に残りやすいですよね。
テキストを読んでいるときはインプットだけをしている。
なんて思っているのはもったいないです。
テキストを読みながら自分の頭で考えることによってインプットとアウトプットを同時に行えて知識の定着率が高まります。
アウトプットを前提としてテキストを読む
「今日覚えたことは明日誰かに説明する」ことを前提にテキストを読みます。
そうすると相手にわかりやすく伝えるために考えながら読むことになり、インプットが強化されます。
専門用語のオンパレードで話すのではなく、自分の言葉で何もわからない人にわかりやすく説明できるようにする方がいいですね。
これが結構肝だと思っています。
人に説明できるレベルになっていれば、かなり頭の中に入っています。
実際に話す人がいれば話してみてもいいと思います。
話すことによってフィードバックが得られることもメリットですね。
話してみて相手からの疑問や質問があったときに、それに答えられなければ、そこが自分がわかっていないポイントだしインプットの雑さに気付くことができます。
これはかなりいいですよ。
何がわからないのかがわかったわけですから。
自分でも何がわからないのかがわからない状態になっていたらお手上げです。
まずは何がわからないのかをわかるようにすることです。
周りにアウトプットできる人がいない場合は自分で疑問を投げかけてみるのも良いですね。
自分を客観的に見て、
「この説明じゃここが伝わらないだろうな~」
みたいな感じで、自分で自分にフィードバックを得る感じです。
ノートやペンはあまり使いたくない
もちろん問題を解いたりノートにまとめたりして自分の知識を外に吐き出すことでアウトプットになります。
ですが僕にとってはハードル高いんですよね。
机に向かってテキストとノート開いて、
「勉強してるぜ自分」みたいな感じだとモチベーション湧かないんです。
なんなら寝っ転がりながら勉強したいタイプです。
それに書くって結構大変じゃないですか?
書いて勉強していると一見覚えられそうですが、書くことが目的になってしまって意外と頭に入ってないんですよね。
特に、テキストを写経して覚えようとしても実は全然頭に入ってません。
記録をするときには書いてもいいと思いますが、記憶をするときに書くのは効率が悪いように感じます。
要はアウトプットができていれば良いわけですから、独り言でもいいので喋って説明してみればいいのです。
喋ってみると意外と喋れない問題
僕は基本的には喋ってアウトプットと反復をしていました。
まずテキストを読んで大体の流れをなんとなく把握して、単語の意味などをテキストを見ながら喋ってみます。
その後テキストを見ないで喋ってみます。
そうすると意外と喋れないんですよね。
覚えた気になっているんです。
ですがここで萎える必要は無くて、繰り返してないのだから喋れないのは当たり前くらいで良いと思います。
繰り返して「なんとなく喋れるな」くらいのことを頭の中に入れておいて、お風呂に入っているときや移動時間に考えてみます。
これをやろうとするとテキストを見て学習している時より頭に負荷がかかって結構苦痛ですが考えることによって知識が定着しやすいです。
想起学習ともいって、人はインプットしたときに覚えるのではなく、思い出そうとするときに記憶に残りやすいと言われています。
・思い出せなければテキストを読む→頭の中だけで説明してみる
・過去問を見ながら解く→頭の中だけで過去問を解く
これを繰り返していけば忘れにくくなるし、実際に使える知識となります。
知識ってアウトプットできて、人に伝えられてこそ意味があるものですよね。
インプットしただけの知識では誰の役にも立たないし自己満の状態ですので普段からの負荷はどんどんかけていくべきだと思います。
まとめ
余程の天才ではない限り1回2回学習したくらいではすぐに忘れてしまいます。
忘れにくくするためにアウトプットが大切だという事をお伝えしましたね。
多くの人はインプットの割合が多いと言われているので自分が思っている以上にアウトプット重視の勉強で良いと思います。
・テキストを読みながら自分の意見を述べる
・喋ってアウトプット
・想起学習
僕はこれをひたすら繰り返し、FP試験に独学合格しました。
テキストや過去問が無い状態のときにいかに勉強するのかが肝です。
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