職場などで、いつも他人や取引先の悪口ばかり言う人っていませんか?
常に誰かのミスや欠点を探して、口を開けば悪口ばかり言っている人・・・
残念ですよね。非生産的な行為丸出しです。
言われていればもちろん嫌ですし、標的が自分でなくても聞いているだけで良い気分ではないですよね。
しかもやっかいなことに悪口を言っている本人はそのことに気付いていないケースが多々あります。
「あなたが周りのやる気を奪ってるんだよ!」
「周りがあなたの悪口に乗ってあげているんだよ!」
って僕は内心思いますが、当の本人は悪口を言って共感を得たと感じたり優越感に浸ったりしています。
とんでもない勘違い野郎です。
もしあなたが悪口を言われていたとしても気にする必要はありません。
原因は悪口を言う人にあり「悪口を言わなければならない理由」もちゃんとあります。
そこで今回は、なぜ悪口ばかり言うのか「悪口ばかり言う人の心理」についてお伝えします。
悪口や批判ばかりしている人の心理を理解すれば「なるほど!」と思ってもらえると思います。
ついでに自信を持っちゃって下さい。
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悪口ばかり言う人の心理とは?
悪口を言う人は自分では気が付いていないですが、感情や欲求を満たしたいなど、様々な心理が働いています。
理由はいろいろあると思いますが僕は以下の3つに当てはまることが多いのではないかと思います。
人から認められたい
悪口を言う人は他者から認められたい願望があります。
承認欲求が強いとも言えますね。
例えば上司の悪口を言う人は、
「こんな上司の下で働いているんだよ。そんな私を認めてくれよ。そんな私ってえらいでしょ。」
と、他者からの承認を得たい状態です。
この欲求は悪口を言う人だけではなく、誰でも持っていますが強すぎると色々問題があります。
この承認欲求が強い理由の1つに「自分に自信が無い」ことが考えられます。
本人に自信が無い(劣等感が強い)
自分の自信の無さから悪口を言って他人を引きずり下ろしたいと思っています。
他者の欠点を見つけて悪口を言い、標的を他者に向けることでコンプレックスなど、自分の悪いところをごまかしたい状態です。
こういう人は自信の無さを見破られたくないんでしょうね。故にちょっとしたことで怒りだします。
自分に自信が無いと、挑戦している人がかっこよく見えて、うらやましく感じます。
自分が前に進んでないのに周りが進んでいればやっぱり悔しいですよね。
その悔しさをもとに「よし!自分もやってやろう!」と思えば良いのですが、「それやって何の意味があるん?」とか「どーせ○○でしょ」とか相手の挑戦を否定してきます。
他人を批判してても自分は変わらないし、批判してても相手は引きずり下ろせませんよね。
自己防衛したいだけ
共通の敵をつくり、仲間外れにされたくないという思いから悪口を言っています。
井戸端会議とかがそうですかね。
その場にいない人の悪口を言って共通の敵をつくり団結力を固めて安心しているのです。
こういうのって大体1人が主役になって悪口を言い、周りが同調するってパターンだと思います。
悪口を言っている本人は「みんな共感してくれてる」「団結力が高まってる」って思っているのかもしれませんが聞いてる方はどうですか?
うざいですよね。
良い気分ではないですよね。
仕方なく同調してませんか?
これって実は自己防衛にはなってなくて、自身の評価を下げる行為なのです。
悪口ばかり言う人におこる悪影響
人間の脳は主語を認識できないと言われています。
つまり「○○さんの悪口を言っているのに自分の悪口を言ってしまっている」と言うことになっているのです。
投影という考え方で「○○さんは仕事ができない」と言っている人は、自分が仕事ができないと思われることに怯えている状態で無意識に「自分は仕事ができない人なんだ」と思いこんでしまいます。
悪口を言うことが習慣になってしまうと、人の嫌なところばかり目に入り、悪口が反復学習状態になってしまいます。
悪口ばかり言っている人が自己嫌悪に陥りやすいのは、悪口が習慣になり、常に自分を痛めつけて負のスパイラル状態になってしまうからです。
悪口を言われていない人はいない
どんなに素晴らしい人でも全員から好かれるなんてことはありません。
必ずどこかには悪口を言っている人はいます。
優秀な人ほど批判されるケースもありますよね。
妬み、嫉妬、悔しさの対象になりやすくなります。
悪口を言われようが、「その人に嫌われたところで自分の人生には関係ない」と割り切って距離を置くのが良いのかなと思います。
逆に全員から嫌われるということもありえませんので、自分に協力してくれる人や応援してくれる人と一緒に成長していったほうが絶対に人生向上します。
自分の欲求に忠実に「欲しい物は欲しい」「やりたいことをやりたい」と前向きに行動していれば、野次は飛んでくることはあるかもしれませんが、本当の意味で嫌われることはないのではないかと思います。
悪口をやめさせようとしない
悪口を言う人は自分で自覚していないケースが多々あります。
そこに注意しても相手が感情的になり状況が悪化してしまうかもしれません。
確かにやめさせたい気持ちもあります。
「承認欲求が強くて、自分に自信が無いから悪口って言うんだよ」って言ってやりたいですよね。
けど言ったからといって素直に受け入れるはずはありません。ちゃんと考えられる人はそもそも悪口など言わないと思います。
本人が気が付くまでは放っておきましょう。
相手を変えようとするのではなく、悪口を言う心理などを理解して受け流すのが良いと思います。
「そんなの無理だ」と思ってしまいがちですが少しずつ心がけるだけでも全然変わってきます。
「悪口は受け取らなければ相手に戻る。受け取ってしまうから腹が立つ」という考え方もあり、事実ではない悪口に腹を立てる必要はありません。
まとめ
悪口を言う人は他者から認められたい、自分に自信が無い、自分を守りたいといった自己中心的な人です。
悪口を言っている人は、言っているときはストレス解消になるが結局自分を責めています。
物事は人によって解釈が異なるので、すべての人から好かれることは無く、逆にすべての人から嫌われることも無いわけです。
もしあなたが悪口を言われているのであれば、その人より何か勝っているものがあるのかもしれません。
大人がわざわざ幼稚園児や小学生の悪口は言わないですよね?それは自分がその人より明らかに勝っているとわかっているからです。
あなたが悪口を真に受けて「自分はダメなんだ」と思っているなら、それは大きな間違いです。
悪口や批判をされているあなたは悪口を言っている人には持っていない能力を持っていて「悔しい」「うらやましい」と嫉妬されてしまう人間なのではないでしょうか?
そんな自分に自信を持ち行動していけばよいのです。
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