職場などで、共同で使っている道具や机に置いてある物が所定の位置に無いと言うだけですぐにイライラする人。
同僚に対して、自分が指示したやり方でないとすぐにイライラして怒り出す人。
自分に報告や相談がないと怒る人。
すごく些細なことでイライラしている人っていますよね。
そういう人ってネガティブな発言が多く、人の悪口や欠点ばかり探しているイメージがないですか?
こっちまでイライラしてくるし、力も奪われます。
そういった人とはなるべく関わらないようにするのがベストですが、なんでそんなにいつもイライラしているのか気になりますよね。
そこで今回は、いつもイライラしいる人の心理と特徴をお伝えしたいと思います。
いつもイライラしている人の心理
自尊心が満たされていない
簡単に言うと自分のことが好きではなく、自信がない状態です。
自分に自信が無いというのは実はとてもつらいことなんです。
しかしいつもイライラしている人というのは自信をつけるための向かう方向が間違っているのです。
本来、自分が成長して自信をつけるべきなのに他人を引きずり下ろそうとします。
叶いそうにない難題を要求したり、相手が困るような要求をしたりして、それを受け入れてもらうことで「自分は認められているんだ」という感覚を得ようとします。
ただ、そんなにうまくはいかないですよね。
別にあなたのために生きてるわけじゃないし、何でもかんでも受け入れてたらきりがないですよね。
これがわからないんです。
だから断られたとき「自分は認められていないんだ」と感じ、イライラ怒り出します。
被害者意識が強い
自分に起こる悪いことはすべて他人のせいだ。と考えてしまいます。
たとえば、
自分が頭悪いのは親が勉強させなかったからだ!
コップの水をこぼしてしまった時、なんでこんなところに置いておくんだよ!
時間に遅れそうになった時、なんで早く言ってくれないんだよ!
など、あらゆる事柄の原因を外にもっていきます。
こういった思考だと当然イライラしますよね。
「自分は悪くないのに、他人が自分に対して災難を振りかざしている」と、思っているのですから。
さらにいつもイライラして他人のせいにしていれば周りに人はいなくなっていきます。
当たり前ですよね。
いつもイライラしている人には話しかけづらいし、いざ話しかけようと思っても、被害者意識が出て「自分が馬鹿にされていると感じたり自分の考え方を否定された」と思われてさらにイライラされたら嫌ですもんね。
けどこういったことに気が付いていないんです。
さらに「自分の周りに人がいなくなったのはアイツのせいだ」と考えてしまい、また被害者意識発動です。
悪循環ですね。
すべてを主体者意識にする必要は無いと思いますが、被害者意識が強いと自分のレベルは上がりませんし些細な事でもイライラしてしまいます。
価値観が狭い
自分の考え方、自分のやってきたことが正しい思っている人です。
よく、「常識的に」とか「普通は」とかが口癖の人っていませんか?
こういったことが口癖の人は思考停止状態で主観でしか考えられない人の可能性が高いと思うんです。
常識とか普通って、「その人の中の」ってことですよね。
もちろん普遍的なこともあると思いますが、いつもイライラしてる人は自分の価値観から外れたときに「あいつは間違ったことをやっている」と思ってしまいます。
自分が出来ないこと
やってはいけないと思っていること
我慢していること
を人がやっているとイライラします。
自分はしっかりルールを守っているのになんであいつはやらないんだよ。って思います。
冷静に考えて、人がなにやってようが関係ないですけどね。
いつもイライラしている人の特徴
思考がネガティブすぎる
ポジティブ思考の人はイライラの感情を自分のために使うことができます。
ひどいことを言われたなら、「よし、見返してやろう」と行動することができるのです。
しかしネガティブ思考の人は、「よし、あいつの足を引っ張ってやろう、あいつに大変な思いをさせてやろう」と思ってしまうんですね。
ベクトルが真逆です。
どちらが良いかは明らかですよね。
更には、「私がイライラしているのはお前のせいだ!」なんて意味不明なことをいってくるケースもあります。
いやいや、相手がイライラしているのは完全に相手の問題です。
課題の分離ができていないんです。
自分の課題と相手の課題を分けて考えることができず、あらゆる課題を押し付けてきます。
悪口を言う人もそうですが、いつもイライラしている人は総じて自分に自信がないのです。
自分に自信がないと人を批判してしまい、さらに人を批判しているときというのは行動しづらくなってしまいます。
行動しなければ自信もつきませんし、さらに人を批判します。
完全にデフレスパイラルです。
自分に問題があるんだ。
と捉えることができなければ今の状況は自分が作り出していることもわかりません。
知識、経験不足
自分に経験値があれば人の言葉や行動に対して解決策を考えることができます。
職場でもいないですか?人のミスにいちいちイライラしてる人。
こういった人は自分の知識、経験のなかでしか解決策を見つけられない場合があります。
自分にいろいろな経験があれば、
「そのミスの原因はここ」
「その場合はこうやった方がいい」
みたいに解決策を提示できます。
しかし経験が無いと自分の知識、経験の中でしか考えることができません。
その自分のやり方から外れたことをやっている人をみるとイライラしてしまいます。
前提が見返りを求めている
これやってやったんだからお返ししろよ。って本気で思っています。
そしていざ何も返ってこなかったとなると、「あんなにやってあげたのに」という思考になってイライラしてしまうんですね。
常に人から「奪おう」とか「くれくれ」のマインドなのです。
こういった人はいつまでたっても満たされることはありません。
いくらこちらが大切に扱ったり優しくしたりしても、「もっと。もっと。」もっと優しくしろ、もっと気を遣え、といった思考です。
よく、「ご飯おごるからこれ教えてよ!」って流れありますよね。
そこで、「えっ?これ教えるだけでご飯おごらせるの?」なんて言ってたら嫌われるに決まってますよね。
自分自身で嫌われる方、イライラする方へ向かっているのです。
嫉妬心が強い
よくあるのが、「金にものを言わせて楽してる」とか言ってみたりすることです。
ですが客観的に見てお金を稼げているのは、きちんと価値を提供できている証拠だし、これまで努力してきたことも事実です。
それなのに自分の都合の良いところだけを切り取って解釈し批判します。
自分が稼ぐことができないのを認めたくないため、全然関係のない理由や言い訳を引っ張ってくるのです。
プライドが高い
そういった人も自分の行動にうすうす気が付いている場合もあります。
口では「私性格悪いから」とか「人の悪い所ばかり目に付いちゃって」とか言いますが、プライドが高くて今までの自分を曲げることができないのです。
実際には、周りから「いやいや、そんなことないよ。あなたはしっかりやってるよ」って言われたいんです。
こうやって周りからの共感を得たいんです。
でも行動にはでますからね。
人は感情で決定して行動に移します。
表面的な振る舞いはわかりますよね。
無理に付き合う必要は無い
イライラしている人とは距離を置いて放っておくのが一番です。
そういった人が身近にいるとこっちまでイライラしてしまうこともあるかと思いますが、そこで感情的になってしまったらこっちまで消耗してしまいます。
感情と感情のぶつかり合いほど非生産的なことは無いと思います。
こっちから親切にするとか気を遣うとかさりげなく気が付かせる、とかは僕はする必要はないと思います。
いつもイライラしている人は、
自分の思い通りになってほしい。
自分を認めてほしい。
と思っているので、さりげなくおだててあげれば機嫌がよくなるのかもしれません。
しかしこちらが与えたとしても相手はもっと欲しがります。
これではきりがないし自分にとっても大きなストレスになってしまいます。
まとめ
いろいろ書いてきましたがいつもイライラしている人の1番の原因は自分に自信がないことです。
これにより、被害者意識が強くなったり承認欲求が強くなったりして、思い通りにいかなくなりイライラしてしまいます。
いつもイライラしていれば周りだけではなく自分自身もつらいものです。
こういった人がスピリチュアルにはまるのもわからなくはないです。
自分は頑張っているのになんで周りは認めてくれないのか?といった発想ですからね。
そりゃあどこかに助けを求めたくなります。
ですが、いくら本を読もうがセミナー行こうが実際に行動しなければ変われないのです。
自分は勉強したくない
自分は努力したくない
自分は行動したくない
けど、周りを自分の都合の良いように変えたい。
こういった考え方ではイライラから解放される日は永遠来ないでしょうね。
いつもイライラしてネガティブな発言ばかりしている人とはなるべく距離を置くことをおすすめします。
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